【広島県・大久野島】うさぎの楽園、おじさんの飢餓。〜大久野島で「ギブ・ミー・キャベツ」を叫ぶ〜

旅行日記
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広島・大久野島(うさぎ島)で、うさぎの空腹を満たすことに全力を注ぎ、自分たちの空腹を忘れた52歳おじさんの悲喜劇。足のハンデもネタにする「manmaru」が、ひもじさの中で見つけた「愛とキャベツの優先順位」とは?昭和世代に刺さる爆笑エッセイ。


皆さん、お元気ですか!うさぎの執事、manmaruです!

いやぁ、やってまいりましたよ、広島県は大久野島!通称「うさぎ島」。 右を向いてもモフモフ、左を向いてもモフモフ。ここは天国か、あるいはサンリオの最終防衛ラインか。

52歳、足が少しばかり「スローライフ特注仕様」な私ですが、今日はそのハンデすら忘れて、うさぎ様たちに奉仕するために上陸したわけです。 気分はもう、昭和の映画に出てくる「心優しい木こり」か、あるいは「徳の高い飼育員」。

しかし、そこで待ち受けていたのは、人生最大の「おっかりミス(うっかりミスの上位互換)」でした……。


聖母マリアもびっくり。うさぎ優先、自分は餓死寸前。

見てください、この私の周到な準備。 リュックの中には、厳選された新鮮なキャベツ、極上の人参、そしてうさぎ専用のペレット。

「さあ、お食べ。君たちの幸せが僕の幸せなんだよ」

なんて言いながら、島中のうさぎたちに神々しい笑顔で給餌していた私。 うさぎたちが鼻をヒクヒクさせて私の足元に群がる姿は、まさに「モフモフの海」。私の足が少し不自由なのも、彼らが寄り添ってくれるための「ちょうどいい止まり木」みたいなもんだに。

ところがです。 太陽が真上に昇り、私のお腹が「ギュルルル……」と、まるでファミコンのバグったBGMのような音を立て始めた時、衝撃の事実に気づきました。

「……あれ? 自分の昼飯、どこ?」

そう、私はうさぎのご飯に全力を注ぎすぎて、自分たちの食料を一切合切、本土に忘れてきたのです。


瀬戸内海の中心で「ひもじい」を叫ぶ

もうね、絶望ですよ。 周囲の観光客は、お弁当を広げて楽しそうにピクニック。 一方、私は「うさぎの食べ残した人参の皮」を凝視する始末。 まさに、令和の時代に「ギブ・ミー・チョコレート」ならぬ「ギブ・ミー・キャベツ」状態。

足が不自由だから、でも売店はありません・ダッシュすることもできません。 ただ、ベンチに座って、うさぎが幸せそうにムシャムシャやっているのを、羨望の眼差しで見つめるだけ。

「あぁ、あのキャベツ、ソースかければお好み焼きの味にならんかな……」 「このペレット、ココア味のシリアルに見えてきたぞ……」

52歳にもなって、うさぎと食料を奪い合う妄想をするなんて、まさに『北斗の拳』の世紀末覇者ならぬ「世紀末ひもじいおじさん」。 でもね、これって冷静に考えると、究極の贅沢だと思いませんか?


空腹は最高の「スパイス」であり「ネタ」である

結局、私は空腹のまま島を後にしましたが、その帰り道に食べたごはんの美味いことと言ったら! まるで、初めてスーパーマリオでクッパを倒した時のような達成感ですよ。

人生、順風満帆じゃ面白くないじゃん? 「うさぎに尽くしすぎて自分が餓死しかける」なんて、これぞ大人のコメディ。 足が不自由だからこそ、ベンチに座ってうさぎをじっくり観察できたし、空腹だったからこそ、一粒のお米の有り難みが身に染みた。

不便や失敗を「ネタ」に変換できる回路を持っていれば、人生はいつだってボーナスステージなんです。


今日の「救われる」一言

「自分のことより誰か(何か)を優先できた自分を、まずは褒めてやりりん。」

お腹は空いても、徳は積んだ。 失敗した自分を笑い飛ばせば、その瞬間、不幸は「最高の思い出」に変わります。


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